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 脂肪吸引
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脂肪吸引でも「最新の方式」等という案内を見かけますが、全国的に定着しないのはやはりその有益性に限りがある、或いは確かにメリットはあるが、資本投下に値しない程度のメリットである、という事でしょうか? 当院でも各種機械のセミナー等にも参加して参りましたが、やはり導入には至らないままで相変わらず「吸引機能」という基本性能のみを満たす機械を使用しています。

メソセラピーについても最後まで導入を見送りましたが、未だに「充分な効果があった」とお聞きしたことはありませんでした。



機械の進化が期待外れであることより、脂肪吸引に対する患者さんの認識が甘いことの方が気になる気がしますが、吸引をしたからと言ってその場で細くなってくれる訳ではありません。 術後に起こりうる下記懸案事項を最低限認識の上、脂肪吸引に挑んで欲しいと思います。

1. 内出血 
 必ず生じます。  おおよそ放置していても2週間前後で消失していきますが、術後よりしっかりと患部にテーピングを施せば軽減できます。
2. むくみ
 これも必ず生じます。 約2週間でおおよそ落ち着きますが、ほのかなむくみは術後1ヶ月をしてようやく消失していきます。
3. 知覚の鈍麻
 末梢神経の分断により知覚が鈍る部分が出てきますが、3〜4ヶ月で完全な回復に至ります。
4. 皮膚の凸凹
 術者が気をつけていても起きてしまう事は有り得ます。 ご本人が気にならないケースでは構いませんが、気になる状態の場合はその部分のみ再度吸引してやることになります。
5. 筋膜のダメージ
  吸引時に穿孔してしまうことは起こり得ます。 その場合、一時的な筋肉痛が1週間ほど続くことになります。
6. 皮膚の緩み
  脂肪がなくなることで皮膚が余る事は起こるものです。 高齢になればなるほどこの傾向は高まります。 若年層であれば自然に皮膚が戻る事が大半ですが、吸引過多により皮膚がだらり、と垂れ下がるようなケースでは余剰皮膚の切除までが必要になることもあります。
 
・上腕(二の腕)  穿孔箇所  片腕2ヶ所
残念ながら筋肉太りの方では効果があまり出せません。 皮下脂肪が充分あるタプタプとした方に最適です。 二の腕部分と同時にワキの後ろ側部分まで同時に処置することで「腕を閉じた時にワキが閉まり易くなる」感覚を覚えるようになります。
・腹部・ウェスト  穿孔箇所 2〜4ヶ所
皮下脂肪がどこまでついているか、ウェスト部分の吸引はどうするか、局所麻酔で出来得る範囲、全身麻酔を要する範囲と様々です。  気になる点を状態をしっかり把握して重点的に処置することが肝要です。 術後はコルセットの着用等、不便も伴いますが結果を見るまでに2ヶ月は要すると思って下さい。 筋肉痛状の鈍痛がしばらく続きます
・太もも   穿孔箇所 片腿4ヶ所
腹臥位・背臥位と非常に労力と時間が掛かる為にできれば遠慮したくなる部位ですが、歩くたびに内股が擦れたり、どうしても気になる方は多いようです。
その他の部位もございますが、必ずしも脂肪吸引が第一選択肢とならないケースもありますのでご相談ください。
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